倉吉市は古くは紡績業が盛んな企業城下町として栄え、レトロな町並みが今も残っています。
今回はその中でも町を見守ってきた生き証人とも言うべきお店を紹介します。
目次
牧野茶舗ー京都宇治茶の茶葉専門店ー
牧野茶舗は、創業昭和10年のお店で、主に煎茶の販売を行っているお店です。当初は新聞配達も行っていたそうですが、現在は白バラ牛乳の宅配を行っているとのこと。
入り口は古い店構えをしています。
特別にお店の人に昔の様子を見せてもらいました。
これが昔はどうだったかというと
こんな感じだったそうです。この写真はお店の人によると昭和20年代だとか。
実際に中に入ってみた
お店の中に入ってみて、目立つのはこの秤です。
この秤、オブジェじゃなくて現役で使っているそうです。
お店の人にお薦めされたのが、この瑞雲というお茶です。価格は100gで540円(税込み)。
店内にはお茶っ葉だけでなく、抹茶もありました。他にも玄米茶(200g 410円(税込み))がお薦めだそうです。
今昔物語
お店の人が、少し昔話をしてくれました。
「昔はこの当たりも賑やかだった。興和紡績の大きな工場があって、町も賑やかで飲み屋さんが軒を連ねていて、お客様がお茶をよく買って頂きました。今は、倉吉の人口も少なくなってしまったけど、観光客の人が来てくれて少しは賑やかになったかなと思います。この倉吉を山陰の小京都と紹介する方もいると聞いています。倉吉は本物の京都ではないですが、ここでは本物の京都のお茶をお買い求め頂けます」と話してくれました。
牧野茶舗から買ってきたお茶を実際に飲んでみました。我が家でホコリをかぶっていた急須(笑)を洗い、何年ぶりかになるお茶を入れてみました。
お茶の良い香りが漂います。飲んでみると溜まっていたストレスがゆっくりと消えていく感じがしました。いつも飲むペットボトルのお茶も美味しいですが、急須でゆっくりとお茶を飲むのもストレス解消に良いかもしれません。
お店の情報・アクセス
住所 | 〒682-0861鳥取県倉吉市新町1丁目2429-1 |
アクセス | 倉吉白壁土蔵群から徒歩3分 JR倉吉駅から車で約10分 |
営業時間 | 10:00~16:00(不定休) |