倉吉で有名な観光地といえば、「倉吉白壁土蔵群」です。
「白の漆喰の壁」と「赤瓦」が印象的な土蔵が並ぶ街並みは、古くは江戸時代から商工業の中心として繁栄していた面影を残しています。
今回は、その江戸末期からの伝統的建造物が立ち並ぶ白壁土蔵群を紹介します。
目次
国の重要伝統的建造物群保存地区~白壁土蔵群~
▼川沿いに沿って、その名の通り「白の漆喰の壁」と「赤瓦」が印象的な土蔵が並びます。
▼壁の上半分は白い漆喰(しっくい)仕上げ、下半分は黒い焼き杉板を付けています。漆喰は防水の役目を、焼き杉板は耐火と風雨からの耐久性を高めるために使われています。
▼また、赤い瓦は、島根県石見地方で生産された石州瓦の特色を出しています。
鳥取県中部で大きな被害を受ける
2016年10月21日に鳥取県中部を襲った地震により、白壁土蔵群も大きな被害を受けました。
▼実はかくいう私もこの地震の被害者でありまして、地震発生時は家族とLINEが繋がらず、ずいぶん慌てたものでした。自宅もめちゃくちゃ、墓は倒れてしまいました。
▼けど、今は平常運転。もう大丈夫です。何事もなかったのように日常が戻りつつあります。
さて、そんな白壁土蔵群には象徴的な建物があります。それが赤瓦です。
倉吉の伝統的建物と工芸品を紹介する数々の建物群~赤瓦~
「赤瓦」は、倉吉の伝統的建物と工芸品を紹介する建物で、1号館から16号館まであります。今回はその中で1号館にお邪魔してみました。
この建物、平成の初めまで醤油蔵として使われていました。子どもの頃は、この大きな建物には一体何が入っているんだろう?と思っていました。実際に中に入ってみたら大きな桶が並んていたのを今でも覚えています。
▼今や立派な観光地。中は、民芸品とお土産屋さんがありました。
▼倉吉絣のコースターもあります。
▼おっと、こんなところに出張フィギュア館。
この家並みの中を改めて歩いて、タイムスリップしたかのように、江戸時代の悠久の歴史を感じることができました。ゆったりと散策をしてみたいです。「赤瓦」の他の号館については後日紹介しますね。
観光地の情報・アクセス
住所 (周辺) |
〒682-0821 鳥取県倉吉市魚町、東仲町、西仲町、西町(玉川沿い) |
アクセス | 車:JR倉吉駅より約12分、三朝温泉から約17分 バス:JR倉吉駅より約12分(「赤瓦・白壁土蔵」で下車) |
営業時間 (赤瓦一号館) |
9:00~17:00(年中無休) |