因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)という神話をご存知でしょうか?
この神話は古事記に記されている有名な物語なので、もしかしたら知っている方も多いかと思います。
この物語の舞台となった(と言われる)因幡という場所は鳥取にあり、現在は白兎海岸や白兎神社など「白兎」が付いた名前がいくつか存在しています。
今回はそんな白兎神社と白兎海岸を紹介します。また、ここは道の駅にもなっているので、ちょっと寄ってきました。
目次
因幡の白兎という物語
因幡の白兎という物語のあらすじはこうです(ちょっとだけ脚色しています)。
昔々、ある一匹のウサギが隠岐の島から向こう岸の因幡に行こうとしていました。そのウサギは向こう岸に渡るために、一列に並んだサメの背中をピョンピョン飛んで渡って行こうと考え、サメを騙すことにします。ウサギはサメを騙すことに成功しましたが、最後のサメの背中に乗った時に、騙していたことを思わず言ってしまいます。そこで騙されていたことを知ったサメは怒り、ウサギの毛をむしり取ってしまいました。
そこに通りかかったのが、八十神の兄弟たちでした。この兄弟たちは八上姫という美しい姫を口説くために、はるばる因幡の国まで来ていたのです。兄弟たちは泣いているウサギに、痛みが改善されるからといって嘘の方法を教えました。その結果、痛みはますます酷くなりました(酷い話です。完全な薬事法違反)。
そこに遅れてやってきたのが大国主命でした。大国主命はウサギに、兄弟たちとは別の方法を教えました。ウサギがその通りにすると、痛みも治まり、毛も元通りになりました。
喜んだウサギはこのことを八上姫に伝え、最終的に大国主命は八上姫と結婚することができました。
めでたしめでたし。
と、こんな感じの物語です。
道の駅に向かう
白兎神社は道の駅の近くにあるので、道の駅「神話の里 白うさぎ」に向かいます。
日本海を見ながら走っていると、ほどなく道の駅に到着。
▼道の駅の入口にある白兎と大国主命
白兎神社に到着
道の駅の駐車場に車を置いて白兎神社まで向かいます。白兎神社がメインなので、道の駅に行くのは後回しです。
▼道の駅から白兎神社まではそのまま歩いて行けます
▼鳥居をくぐったらちょっとした階段があります。神社までの階段といえる階段はここだけです。
▼階段を上って振り向くと日本海が!海と隣接した場所にあるのです
▼階段を上がったところにある大国主命と八上姫の砂像。砂で作られています。
砂像といえば鳥取砂丘の近くにある「砂の美術館」も有名な観光スポットですね。
▼木に囲まれた道を進んでいきます。
白兎神社の結び石
▼道の途中にあるウサギの像。石がいっぱい置いてあります。
▼この石は「結び石」といって願いを込めて置くものです。鳥居の上に乗せたりもします。結び石は神社の社務所にあります。
▼さらに進んでいくと厳かな雰囲気に
▼着きました!
おみくじを引いてみる
せっかくなのでおみくじを引いてみます。神社に行ったら毎回引いてる気がする…。
▼おみくじは社務所にあります。結び石もここで。
▼結果は「吉」。謙虚に事にあたろうと思います。
▼境内の中には絵馬もありました
白兎海岸に向かう
白兎神社を後にして、次は白兎海岸に向かいます。
といっても泳ぐとかそんな感じではなく、ただ海を見に行きます(笑)
ちなみに鳥取は海に面しているのと砂浜が続いていることもあって、海で遊ぶのはそんなに珍しいことではないです。
▼海に行ったら遊んでいる人達が何人かいました
▼この日は凪でした
道の駅にも行ってみる
せっかくなので道の駅にも行ってみます。
▼因幡の白うさぎのパネル?ここをバックに写真を撮ったりするっぽいです
▼梨のソフトクリームを食べる。鳥取は二十世紀梨が有名なので、観光地には大体あります。
▼名誉駅長の「命駅長(みことえきちょう)」にあいさつ。出勤時間が8時30分から19時で、休憩時間が4時間みたいです。
神社の情報・アクセス
住所 | 〒689-0206 鳥取県鳥取市白兎603 |
アクセス | JR鳥取駅から日ノ丸バスで約40分 (白兎神社前バス停下車) JR鳥取駅から車で約10分 鳥取砂丘から車で約20分 |
社務所 | 9:00~16:00 |
駐車場 | あり(無料) |
HP | 白兎神社 |